セガ(本社=東京都大田区)は3月28日、業績の立て直しを理由にみなとみらい21中央地区で進めていたエンターテインメント複合施設開発の中止を発表した。
同社はみなとみらい21地区55・56・57・58街区延べ41,000平方メートルに劇場やシネコンなどを核にホテルやオフィスを備えた複合型施設を今年秋着工、2011年オープンを目指していた。横浜市は、226億円で売却した55・56・57街区を同額で買い戻し、違約金として約45億円の支払いを同社に求め、今春104億円で売却予定だった58街区については予約金5億2,000万円を返却しない方針。
同社は中止の要因について、「業績をいち早く立て直すためコア事業に注力することが必須」としている。グループ企業が展開するパチンコ、パチスロの販売不振などにより、2月8日には業績の下方修正行ったほか、ゲーム事業では400人規模の希望退職者を募集して人員削減も行っている。