国際交流をテーマにしたカフェ「EARTH LIVING + cafe(アースリビングカフェ)」(横浜市中区山下町)が4月7日、元町にオープンした。
同店はカフェとしての機能だけでなく、「グローバル」「エコロジー」「ヘルシー」をテーマにしたイベントや講座を通して外国人や子育て中の母親らが集うスペース。メニューは国内産のオーガニック食材を使用し、価格はすべて500円。店舗面積は約13坪で、子ども用スペースも設ける。
同店の代表は、アフリカ・ガーナ出身の夫をもつ進藤千恵さんが務める。国際結婚という自身の経験を生かし、世界各国の文化に触れることができ、外国人と気軽に交流が持てる場所を目指すという。3人の子どもの母親でもある進藤さんは「子どもたちにグローバルな環境や出会いを体験できる機会を作りたいと思ったのが出店のきっかけ。インターナショナルスクールよりも気軽さが特徴。カフェでの利益を利用して、国際人を育てるコミュニティーにしていきたい」と話す。
イベントや講座はランチタイム以外の時間で開催。外国語の絵本読み聞かせや、英会話サロン、外国人によるワークショップなどを予定している。
ドリンクメニューは有機栽培を原料にしたコーヒーや紅茶、ハーブティーのほか、国産大豆を使用した黒豆茶、ミックスジュースなど12種。フードは、横浜産のオーガニック野菜を使用したカレーや総菜に、餅をワッフル状にした「モッフル」かライスがセットになったランチメニューなど。「地域や環境問題にも貢献したい」(進藤さん)という思いから、今後も環境に配慮した料理や動物性のものを使用しないデザート、障害者支援につながる商品開発を進めていくという。
営業時間は、平日=10時~16時(ランチは12時~16時)、日曜=11時~15時。土曜不定休。5月からはディナータイム(18時~23時)の営業も予定。4月20日はアフリカ料理を紹介する「アフリカ・カフェ」を行う。
EARTH LIVING + cafe市民の50人に1人が外国人の街。国際都市・横浜の多文化共生事情
(ヨコハマ経済新聞)