横浜情報文化センターでアフリカ映画祭-娯楽作品など12本

「Mrカトー踊る魔術師」(キャロライン・カムヤ監督)

「Mrカトー踊る魔術師」(キャロライン・カムヤ監督)

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 横浜情報文化センター情文ホール(横浜市中区日本大通)で5月22日、アフリカ映画を集めた映画祭「シネマアフリカ2008」が開催される。

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 同イベントでは「アフリカが語るアフリカ」というコンセプトのもと、アフリカ人監督や製作者による作品12本を上映する。2006年に結成された有志による実行委員会が主催で、昨年初めて東京・渋谷で行われた。2回目の今回は「第4回アフリカ開発会議」(TICAD IV)に合わせ横浜での開催となる。

 ラインアップは、レスリングを通して若者の成長を描いた「ダカール リングがつなぐ青春」(シェイク・ンジャイ監督)や、高層ビルのトイレに閉じ込められた男女の脱出劇「マルーンドー恋の脱出大作戦!」(ボブ・ニャンジャ監督)、名門一家の期待を裏切って昼は歯医者、夜はエルビス・プレスリーのものまね芸人として働く青年ミルトンを追った「ウガンダのエルビス・プレスリー」(キャロライン・カムヤ監督)といった現代のアフリカを伝える作品が中心。そのほか、民族を超え、人間愛を描いた「壁をこえて-わたしたちみなルワンダ人」(デブス・ガーディナー・パターソン監督)、2006年カンヌ映画祭出品作品でエチオピアの美しい高原の風景を舞台に、代々伝わる寓話を現代風アレンジした「市場は遠かった」(ウォルコウ・ダニエル・タイエ監督)、社交ダンスを愛する老人が主人公の「Mrカトー踊る魔術師」(キャロライン・カムヤ監督)などのエンターテインメント作品も。国内初の上映となるアフリカ東北部・エリトリアからの作品もそろえる。

 同実行委員会の吉田未穂さんは「日本でのアフリカのイメージは、依然として貧困や紛争、あるいは大自然のイメージだけが先行しがち。今回アフリカ映画を見たことがない方にも、十分楽しんでいただけるラインアップを用意した。映画祭を通して、同時代のアフリカの姿を伝え、日本との文化交流を図っていきたい」と話す。

 上映時間は各日10時30分から。入場料は1作品券=1,000円(前売り800円)、4作品券=3,000円(前売り2,800円)。5月25日まで。

 アフリカ開発会議は、日本政府が、国連や世界銀行などと共催するアフリカの開発をテーマにした政策フォーラムで、今年5月28日~30日に横浜で開催される。これまで1993年から5年に1回開催され、東京以外での開催は今年の横浜が初めて。前ケニア副環境相でノーベル平和賞受賞者のワンガリ・マータイさんやアフリカの貧困問題に積極的なロックバンドU2のボノさんなどが参加するほか、親善大使を女優の鶴田真由さんが務める。

シネマ・アフリカ2008第4回アフリカ開発会議 in 横浜山下公園通りで「アフリカン・イルミネーション」(ヨコハマ経済新聞)インターコンでアフリカ料理のチャリティービュッフェ(ヨコハマ経済新聞)「アフリカ開発会議」に向け支援キャンペーン-横浜市(ヨコハマ経済新聞)

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