モントリオール世界映画祭で最優秀監督賞、観客賞など史上初の5冠に輝いた「窯焚-KAMATAKI-」が5月24日より、「シネマ・ジャック&ベティ」(横浜市中区若葉町、TEL 045-243-9800)で上映される。舞台挨拶には横浜在住の俳優で主演の藤竜也さんが登場する。
同映画は、「信楽焼」で知られる陶器の産地滋賀県信楽を舞台に家族の愛情や生きる情熱を描いた作品。陶芸と陶器を焼く技法「窯焚(かまたき)」を題材にしたもので、日系カナダ人の青年が日本の窯元に住み込み、異文化を経験しながら心をと解放していく人間ドラマ。撮影前に現地で「窯焚」の作業に参加したというカナダのクロード・ガニオン監督が、日本の技術や風土を細やかに描いている。青年を受け入れる陶芸家を演じる藤さんをはじめ、吉行和子らが出演してる。
期間中は公開を記念して藤さん自身が選んだ主演作「村の写真集」(2004年・三原光尋監督)と、クロード・ガニオン監督の処女作「Keiko」(1979年)を連日レイトショー上映する。
上映時間は連日17時55分から(1回上映)。舞台挨拶は5月25日の上映前。料金は一般=1,800円、大学・高校生=1,500円、小・中学生・シニア=1,000円。