国内外の短編映画を集めた「プレアデス国際短編映画祭」が5月24日より、横浜市開港記念会館(横浜市中区本町)や横浜美術館(西区みなとみらい)などで開催される。
エンターテインメント的要素が高い作品上映で定評のある同映画祭は、2004年から拠点となるフランスをはじめ世界各国で開催されてきた。日本では例年鎌倉で開催されてきたが、昨年から横浜会場も加わった。今年はヒット映画「私をスキーに連れてって」(1987年)で知られるホイチョイ・プロダクションズの馬場康夫監督が審査委員長を務める。
ラインアップは、コンペ作品として日本の「銀杏の樹の下で」(島田英二監督)、フランスの「サプライズ!」(ファブリス・マルカ監督)、ドイツの「TIMPE TE」(クラウス・オッペルマン監督)のほか、日本人のブラジル移住100周年を記念してブラジルから5作品を上映する。
横浜市開港記念会館会場では、観客の投票でグランプリを決める「国内応募優秀作品」を開催。ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2008公式招待作品「39ra愛☆キュン」(勝又悠監督)や、東京国際ファンタスティック映画祭脚本部門入選作品「こえとっちゃ」(沼澤誠監督)など応募のあった81作品から選ばれた11本を上映。そのほか、招待作品として「ベルリン国際映画祭」で最優秀新人作品賞を受賞した熊坂出監督の初期作品「珈琲とミルク」の上映や監督のトークショーも開催する。
同映画祭日本事務局の亀和田俊明さんは「日本ブラジル交流年認定事業にもなっており、現地のリオ・デ・ジャネイロ国際短編映画祭の優秀作品などの特集にも期待してほしい」と話す。
会場は5月24日=鶴岡八幡宮(神奈川県鎌倉市)、同25日=横浜美術館、同31日=横浜市開港記念会館、6月1日=東京都美術館(東京都台東区)。料金は前売り券=1,000円、当日券=1,200。
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