老舗ダンスホール「横浜クリフサイド」(横浜市中区元町)で6月15日、バー発祥の地横浜を盛り上げようとチャリティーカクテルパーティー「横濱Bar'sデー148」が開催される。日本初のバー誕生から148周年を記念したもの。
同イベントは地元のバー関係者有志らで運営する「横浜バーネットワーク」が企画したもので、今回が4回目の開催。日本のバーの歴史は1860年2月24日、横浜市中区山下町70番地に「横浜ホテル」(現在のレストランかおり)が開業し、その中にプール・バーができたのが始まり。
パーティーでは、横浜のトップバーテンダー13人が「バンブー」や「チェリーブロッサム」「ヨコハマ」など横浜発祥のカクテルを中心に安価で提供。地元バンドによるステージなども披露される。今年会場となる「横浜クリフサイド」は、横浜最後の社交場といわれ1946年の創業。ドラマ「私立探偵濱マイク」などのロケ地としても知られ、長い歴史を誇るダンスホールのレトロな雰囲気がイベントを演出する。また、収益金は横浜市福祉協議会に寄付されるほか、四川大地震災害支援へ役立てる。
横浜バーネットワークの陳学升さんは「バーテンダーの活動を通して社会に貢献できればと考え企画した。再来年のバー誕生150周年にはバーテンダー150人で一斉にシェーカーを振り、750杯のカクテルをつくりギネスブックに申請する構想もあり、横浜から始まったバーの歴史を広く知ってもらえるよう150周年に向けてさらに盛り上げていきたい」と話す。
入場料は2ドリンク付き前売り券=3,000円(当日券は同価格で1ドリンク付き)。追加ドリンクは500円。15時~18時。