横浜市芸術文化振興財団と横浜市は6月9日より、ZAIM(横浜市中区日本大通)でデジタルアート講座「ZAIMデジタルワークショップ2008」を開催する。横浜市が推進する芸術文化を生かした街づくり「クリエイティブシティ・ヨコハマ」の人材育成事業の一環。
講座は、デジタルアート初心者や若手アーティストを対象にしたもので、プロのデジタル映像作家を招き、コンピューターソフトを用いたアニメーション制作やペインティングの技術を解説。講座を通して各自が作品を制作するワークショップ形式で行われる。開催は今回で3回目。今回は、全6回の講座を約2カ月間にわたって実施する。完成作品は今年7月に開催されるデジタル映像の祭典「ヨコハマEIZONE」で発表する予定。
講座は飯名尚人さんによる音と映像の加工ソフト「Max/MSP/Jitter(マックス/エムエスピー/ジッター)」を使ったライブパフォーマンス講座、まつばらあつしさんによるアニメーション制作ソフト「Adobe Flash(アドビ フラッシュ)CS3」を使ったシナリオや絵コンテ作成方法から学ぶショートアニメーション講座、Artist HAL_(ハル)さんによるペインティングソフト「COREL Painter(コーレル ペインター)X 」使ったデジタル絵画講座の3つ。
横浜市芸術文化振興財団の山本紀子さんは「パブリックスペースでの作品の展示・上映といった具体的な最終目標を設定することで、単に学ぶだけではなく、高い意識をもったものづくりを体感できるカリキュラムを目指している。少人数制で講師との距離が近く、じっくり学べるので、独学で制作されている方へスキルアップの機会になるのでは」と話す。
受講料は7,000~20,000円(全6回分)。定員は12~18人。