「シネマ・ジャック&ベティ」(横浜市中区若葉町、TEL 045-243-9800)で6月7日より、沖縄慰霊の日(6月23日)に合せ沖縄戦に関するドキュメント映画特集「沖縄ドキュメンタリー月間」を開催している。上映に合わせ監督トークショーや沖縄物産販売も実施する。
上映するのは、第2次世界大戦末期の沖縄戦で看護活動に動員された女学生たちの証言を記録した「ひめゆり」(柴田昌平監督・2006年)と「友の碑 白梅学徒の沖縄戦」(林雅行監督・2003年)の2作品。
「ひめゆり」は「元ひめゆり学徒隊」22人に13年間にわたりインタビュー取材を行ったもの。戦争の本当の姿を伝えようと、ナレーションは一切入れず、最低限の説明を字幕にして表示し、証言映像のみで構成されている。これまで「ひめゆり学徒隊」をモデルとした映画は複数上映されてきたが、長編ドキュメント映画としては初の作品。
「友の碑 白梅学徒の沖縄戦」は、「ひめゆり」以外の学徒隊が、証言、記録をまとめた初の一般公開作品。学徒隊「白梅学徒」の生存者が自らが勤務した壕まで出向き、当時の体験を語る。
上映に合わせ6月14日・15日には「ひめゆり」の柴田監督によるトークショーを行うほか、関連企画として劇場1階で「沖縄物産フェア2008」を実施している。
上映は「ひめゆり」=6月7日~6月20日、「友の碑 白梅学徒の沖縄戦」=6月21日~7月4日。料金は一般=1,500円、大学・高校=1,200円、小中・シニア=1,000円。