伊勢佐木町商店街に「昭和レトロ」をコンセプトにした古本カフェ「まったり屋」(横浜市中区伊勢佐木町)が6月1日にオープンした。古くからの用品店が並ぶ昭和の香りを残す同エリアに若年層をターゲットにしたユニークなスポットが登場した。
店舗面積は約7坪で、ソファー席を中心とした9席。店内にはところ狭しと昭和50年ごろの雑誌や本、玩具が並び、書籍は貸し出しも行っているほか、本を提供した人にはドリンクがサービスされる。
店長は玩具の収集が趣味だという猪野ゆりさん。これまで飲食店で勤務してきて、今回経験と趣味を生かし独立した。店内に置かれているのは昭和期に発行された「少年マガジン」やアイドル雑誌「明星」、レトロな画風で人気のある蔦谷喜一さんの「きいちのぬりえ」、おはじきなど。そのほか、個室も用意されており今でもレコードが聞ける蓄音機が設置されている。猪野さんは「一人で過ごしたい人におすすめ。若い方にやったことのない遊びを楽しんでもらいたい。今は場所柄男性のお客様が多いですが、女性の方も気軽に遊びに来てほしい」と話す。
ドリンクはブレンドコーヒー(400円)やそば茶(400円)、寒天ドリンク(500円)などのソフトドリンクのほかアルコール類も用意。フードには給食のカレーを再現した「五丁目の給食カレー」(680円)、とろろやじゃこ、紅しょうがをのせたピザ「ピザ日本」(680円)といったユニークなメニューも。6月19日からはスープやハニートーストなどとドリンクをセットにした「モーニングセット」(600円)も始める。
営業時間は12時~21時(6月19日からは9時30分~11時、13時~21時)。月曜定休。