横浜商工会議所で6月20日、彦根城築城400年祭のマスコットキャラクター「ひこにゃん」と横浜開港150周年のキャラクター「たねまる」の初顔合わせが行われた。
「ひこにゃん」は、彦根藩の2代目藩主・井伊直孝を雷雨から救ったと伝えられる招き猫と、井伊家の兜(かぶと)を合体させて生まれたキャラクターで、「ゆるキャラ」ブームに乗り全国的に人気がある。「たねまる」は、横浜開港150周年記念事業のマスコットキャラクターで、市民の力を表す「種(たね)」と船の形からイメージされた「丸(まる)」で「たねまる」と名付けられた。
彦根市は今年6月4日から2010年3月までの期間、日米修好通商条約締結による開国に導いた、彦根藩主の井伊直弼という人物を再評価し、新たな直弼像を彦根から発信することを狙い「井伊直弼と開国150年祭」を開催している。今年10月には、日本中の着ぐるみキャラクターが一堂に会する「ゆるキャラまつり in 彦根~キグるミさみっと」が行われる。
両キャラクターの顔合わせは、彦根商工会議所の北村昌造会頭と横浜商工会議所の佐々木謙二会頭の「井伊直弼と開国・開港150周年」をテーマとする対談にあわせて行われたもので、「彦根と横浜のつながりを知っていただき、交流をされに深めていきたい」という趣旨で開催された。
「ひこにゃん」は、21日と22日にパシフィコ横浜で開催中の「第14回 日本観光博覧祭 旅フェア2008」とクイーンズスクエア2階クイーンズサークルにも登場する予定。
西区紅葉ヶ丘の掃部山(かもんやま)公園内には、1909年に旧彦根藩士らにより井伊直弼の銅像が建てられている。1858年に大老に就任した井伊直弼は同年「日米修好通商条約」に調印、その後「安政の大獄」と言われる攘夷派の志士や学者らの弾圧を行い、1860年3月3日「桜田門外の変」で水戸・薩摩の浪士に襲われ命を落とした。
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