創造都市横浜推進協議会は7月17日、横浜市が推進する芸術文化を生かした街づくり「クリエイティブシティ・ヨコハマ」構想の今後の課題などを盛り込んだ提言書をまとめ、福原義春会長(資生堂名誉会長)により中田宏横浜市長へ手渡された。
提言書では、「クリエイティブシティ・ヨコハマ」構想が今年3月に文化庁の長官表彰「文化芸術創造都市部門」を受賞するなど取り組みが全国に評価されていることを踏まえ、国際的な発信性の強化を図るよう求めている。国内外の先進的な都市を結集する「世界創造都市会議(仮称)」の2009年開催や、観光プロモーション施策との連携強化が提案されている。そのほか、近代建築の活用やウォーターフロントの魅力づくりなどの実績を継承し、都心臨海部の回遊性向上を目指した水上交通や、駅とウォーターフロントのネットワークづくりを拡充する必要性などを訴えている。
提言書を受けて中田市長は「クリエイティブ・シティ構想をより具現化することが我々の柱。提言書を活用して実践を積み重ねていきたい」と話した。
同協議会は「クリエイティブシティ・ヨコハマ」構想の実現を目指し、2007年7月に創造的活動を進める17の企業、団体と行政で設立された検討組織。
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