横浜美術館8階に期間限定「展望ラウンジ」-企業連携事業

横浜美術館8階「展望ラウンジ」

横浜美術館8階「展望ラウンジ」

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 横浜美術館(横浜市西区みなとみらい、TEL 045-221-0300)8階に8月6日、期間限定の「展望ラウンジ」がオープンした。同館が展開する企業連携事業「Heart to Art」プログラムの一環で、日常の空間にアートを取り入れた「アート住宅」などを展開する不動産会社「ランド」(西区みなとみらい)と共同で開設した。

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 高さ約45メートルの位置にある展望ラウンジは面積が130平方メートルで、みなとみらいエリアから新港パーク海岸までを眺めることができる。幅広い層に気軽にアートに触れてもおうとラウンジの入場は無料。昨年まで横浜市芸術文化振興財団の事務所として利用されていたフロアを改装したもので、建築デザイナーの清野耀聖さんがプロデューサー、アートディレクションを務めた。

 ラウンジ内はモノトーンをベースに、空と海をイメージしたブルーを配置。「港の時」をコンセプトに、横浜と姉妹都市がそれぞれ同時刻となる時計の文字盤をモチーフにしている。アートディレクションを担当した清野さんは「特別な芸術の知識を持たない方が気軽にアートに触れられるような空間を目指した」と話している。そのほか、アロマデザイナーの菊池真紀子さんや作曲家小野川浩幸さん、グラフィックデザインをカナザワヒロシさんらが担当し、香りや音で空間を演出している。

 これまでもランドはイベントや展示を通して横浜美術館と連携しており「連携事業の第一号となる企業で、日常とアートの融合を目指し、地域貢献の取り組みが高く評価できる」と同館雪山行二館長は話している。

 開館時間は10時~18時。木曜休館。展望ラウンジは入場無料。

 ランド社は、1996年にマンション企画販売会社として横浜市中区で創業。2003年にJASDAQ上場後、不動産流動化事業やシニア住宅事業に参入、2008年2月に東証一部に上場。子会社5社を含む6社で企業グループを形成し、全国で事業を展開している。

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