横浜情報文化センター情文ホール(横浜市中区日本大通)で8月9日、横浜松坂屋の閉店にあたり伊勢佐木町エリアの未来について考えるシンポジウム「どうなる松坂屋、どうする伊勢佐木町」が開催される。
横浜松坂屋は立地や競合店舗など周辺商環境の変化による業績の低迷に加え、本館建物の老朽化が進んでいることを理由に今年10月に本館建物を解体・撤去することが決まっている。アール・デコ調の外観を持つ建物は横浜市の歴史的建築物に認定されており、伊勢佐木町のシンボルとなっていたが、閉店後は低層階に商業・サービス機能を備えたマンションとの複合施設を建設する予定となっている。
シンポジウムでは、鈴木伸治さん(横浜市立大学准教授)がコーディネーターを務め、吉田鋼市さん(横浜国立大学教授)、堀勇良さん(前文化庁)、嶋田昌子さん(NPO横浜シティガイド協会)、山菅浩一郎さん(吉田町・濱新店主)を招いて今後の伊勢佐木町の発展について考える。
主催するのは、日本建築家協会神奈川地域会、横浜プランナーズネットワーク、横濱まちづくり倶楽部、日本都市計画家協会横浜支部、UDCY(Urban Design Center Yokohama:横浜アーバンデザイン研究機構)、横浜シティガイド協会の横浜で街づくりに取り組む6団体。
コーディネーターを務める鈴木さんは「松坂屋は多くの人々の記憶に残っている横浜を代表する建物の一つであると思う。松坂屋の閉店は残念ではあるが、これをきっかけに、歴史的資産を生かしながらイセザキの将来を考える必要があるのではないか」と話す。
開催時間は13時30分~16時。参加無料。問い合わせは櫻井淳計画工房(TEL 045-663-9271)まで。
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