横浜赤レンガ倉庫(横浜市中区新港)で8月19日より、打楽器奏者で元東京藝術大学教授の有賀誠門さんによる体験型イベント「ヨコハマ音のサーカス」が開催される。主催は有賀さんが中心となって音楽関連のイベントを展開している「アルガリズムプロジェクト」。
同イベントは、有賀さんが日常の無意識な動作、所作に隠れたリズム感の本質をつきつめ提唱している「UP感覚」を広く紹介するもの。有賀さんによると重力に反して運動する際に得られる躍動感や前向きな思考のことで、ダンス、バレエ、演奏など全てのパフォーマンスの原点だという。会場では、遊びの中から「UP感覚」を感じてもらおうと身体の動きのしくみを学ぶワークショップや子ども向け工作、映像実習などのほか、有賀さんがこれまで発表してきた記事や、自然界の「UP感覚」を表す映像の上映、20台のティンパニとオルガンのライブ、カエルの鳴き声が出る「木魚」を使った打楽器奏者神田佳子さんらによる即興ライブが披露される。
有賀さんは「イベントを通じてお辞儀と握手から見えてくるリズムの本質に気づいてもらいたい。一味違うUP感覚で新しい自分に変身できると思う」とコメントを寄せている。
開催時間は10時~20時(展示スペース)。入場料は1,000円(高校生以下無料、ライブは別途必要)。8月24日まで。