創造空間9001(横浜市中区桜木町)やZAIM(中区日本大通)などで8月30日より、国内外のアーティストと情報技術などの専門家約50人が参加するメディアアート展「Dislocate(ディスロケイト)08」が開催される。
同イベントはアート、テクノロジー、地域性の関係に注目したもので、2006年から横浜を中心に開催している。開催は3回目。会場には、国際的に評価のあるインタラクティブ・アート集団「BlastTheory(ブラスト・セオリー)」などによる作品を展示。そのほかインスタレーションアートの作家グループ「Hamilton Southern & St Amand」は、GPS機能搭載の携帯電話を持ち、街の中を歩いて回る参加型モバイルメディア作品を発表する。ワークショップでは鉄道や道路から見える都市の変化について検証する。
イベントを企画運営する太田エマさんは「今回は周辺の環境における私たちの行動の在り方に注目した。特定の展示空間を持たないタイプの作品を介して周囲の環境の新しい一面や、日頃関わりのない場所を体験し、急速に進化するテクノロジーの進歩による私達の意識の変化を検証できれば」と話す。
創造空間9001での開催は8月30日~9月7日(10時~17時)。ZAIMでの開催は9月6日~同21日(10時~20時)。