横浜美術館で「源氏物語」1,000年の節目を記念して特別展

紫式部図(部分)伝狩野孝信筆 桃山時代 石山寺蔵 (展示期間 通期展示)

紫式部図(部分)伝狩野孝信筆 桃山時代 石山寺蔵 (展示期間 通期展示)

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 横浜美術館(横浜市西区みなとみらい、TEL 045-221-0300)で8月30日より、特別展「源氏物語の1000年-あこがれの王朝ロマン-」が開催されている。源氏物語が歴史上に登場して今年でちょうど1,000年。この節目を記念して「源氏絵」や紫式部にまつわる絵画を中心に紹介する。

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 紫式部日記には、ちょうど1,000年前の1008年(寛弘5年)に「源氏物語」が宮中で読まれていたとの記述があり、そのころには物語としてある程度まとまっていたと考えられている。今回の展示では、物語を絵画化した「源氏絵」や、代表的な伝本、「源氏物語」成立の背景にある王朝人の教養や美意識を紹介する文献、調度品など国宝、重要文化財を含む約20点を展示する。

 そのほか、現代語訳された出版物や瀬戸内寂聴さん訳の「源氏物語」直筆原稿、日本画家、石踊達哉さんによる装画「源氏物語絵詞」を紹介。また、9月19日には関内ホール(中区住吉町)で瀬戸内寂聴さんによる講演会も開催する。

 開館時間は10時~18時(金曜は20時まで)。木曜休館日。11月3日まで。

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