横浜公園など市内各所で9月23日、マイカー利用を制限し車との共存を提案するイベント「横浜カーフリーデー2008&モビリティウイーク」が開催される。
カーフリーデーは1997年にフランスで始まったマイカー規制の交通社会実験で、地球温暖化や都市交通問題などの改善のきっかけをつくるイベントとして毎年2,000を超える都市で行われている。横浜では2005年から日本大通りと横浜公園で日本初のマイカー乗り入れ禁止実験を実施。昨年は約13,000人が参加した。
今年も横浜公園で燃料電池車や電気自動車を展示などのイベントを開催するほか、日本大通りと、伊勢佐木町1丁目から7丁目までを歩行者に開放する。そのほか、今年から「食」や「文化」など総合的なライフスタイルの見直しを提案しようと、有機野菜や神奈川県産の野菜販売、似顔絵描きコーナー、音楽ライブなども行う。また、交通被害者、遺族への理解や、交通被害予防の重要性を啓発する「世界道路交通犠牲者の日」(毎年11月の第3日曜)のPRでろうそくの明かりのみで過ごす「キャンドルナイト」も実施する。
同運営事務局長の中村利恵さんは「車と共存していく上で他の人と車をシェアするなど工夫が必要。そういった改善へ向けて工夫する気持ちは環境問題全てに通じると思う。イベントを通じて根本的なライフスタイルを見直すきっかけになれば」と話す。
開催時間は11時~16時(キャンドルナイトイベントは18時~20時)。入場無料(有料イベントも有り)。