横浜線開業100周年シンポジウム-開港の歴史と未来を考える

1969年ごろ横浜線を走っていた貨物列車(場所・長津田/撮影・青木孝夫)

1969年ごろ横浜線を走っていた貨物列車(場所・長津田/撮影・青木孝夫)

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 横浜市開港記念会館(横浜市中区本町)で9月17日、生糸の運搬を目的に敷設された鉄道で開業100周年を迎えるJR横浜線をテーマにしたシンポジウムが開催される。横浜開港150周年を記念したもので、開港の歴史や今後の沿線の発展を考える。主催は横浜市。

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 横浜線は開港とともに始まった外国との貿易でもっとも盛んに取引された生糸を八王子から横浜まで運ぶ産業路線として1908年9月23日に開業。9年後の1917年に国有化され横浜線となった。

 「絹の道・その歴史と未来」と題したシンポジウムでは、宮村忠さん(関東学院大学教授)による基調講演「港町横浜と絹の道」や、米山淳一さん(地域遺産プロデューサー、元日本ナショナルトラスト事務局長)による基調講演「鉄道遺産を活かしたまちづくり」と、両氏のほかに岩岡洋志さん(新横浜ラーメン博物館館長)、山崎洋子さん(作家)、国吉直行さん(横浜市都市整備局エグゼクティブアーバンデザイナー)を加えたパネルディスカッションを行う。

 コーディネーターを務める鈴木伸治さん(横浜市立大学准教授)は「横浜線は山梨や八王子方面で産出する絹を運ぶことを目的の一つとしてつくられた。実際に利用はそれほど進まなかったが、横浜市郊外の発展のきっかけになったと言える。横浜線ができたことによる地域の発展の歴史や未来についてディスカッションしたい」と話す。

 開催時間は18時30分~21時。入場無料。

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