横浜市庁舎に9月12日、大型アート作品群が登場した。文化芸術創造の実験プログラム「BankART 1929」による総合展覧会「BankART Life II」の一環。
作品は造形作家の丸山純子さんによるスーパーなどのビニール袋で制作した花や、同じく造形作家の松本秋則さんによる竹を使ったサウンドオブジェ、画家の淺井裕介さんによるマスキングテープとマジックを使用した植物画の3つ。市庁舎1階ロビー全体に作品を展示して憩いの空間を演出する。
展示期間は11月28日まで。
「BankART Life II」は、BankART 1929 Yokohama(横浜市中区本町)とBankART Mini(中区海岸通/BankART Studio NYK内)を中心に公的建物や、歴史的建造物、空き家などと協働し12のイベントで構成するもの。同時期に開催している「横浜トリエンナーレ」やアートフェスティバル「黄金町バザール」との回遊性向上を図っている。飲食店やアーティストが週替わりでオリジナルメニューを披露する「BankART Mini Kitchen」や、台船を舞台にするフロートシアターなどでのダンス公演、戦前の開港5都市(函館、新潟、横浜、神戸、長崎)の若者たちを写した「モボ・モガ」写真展などを開催している。