横浜市中区が地球温暖化対策の取り組みで「緑のカーテン」として区役所正面玄関前に栽培しているゴーヤが実り始めた。現在収穫したゴーヤを使用したドリンクを区役所1階にある障害者と市民で運営する「ナカナ・カフェ」で販売している。
ゴーヤは横浜ベイスターズのキャンプ地として交流のある沖縄県宜野湾市から寄贈されたもの。地元町内会などの女性団体や、区の職員有志により今年5月から栽培してきた。今年の夏には壁に沿って順調に育ち、生い茂った葉が日差しをさえぎり、葉から出る水蒸気で涼しい風を室内に呼び込んだという。中区総務課の木下好夫さんは「部屋の中が昨年より数度下がり涼しく感じた。今後もこういった取り組み通じて、地域や家庭での温暖化対策を意識してもらえるようアピールしていきたい」と話す。
「ナカナ・カフェ」で販売しているのは、独特の苦味をはちみつとカルピスでブレンドして飲みやすくした「ゴーヤードリンク」(100円)。数量は限定で、収穫期間のみの販売。
カフェの営業時間は8時30分~16時。土曜・日曜・祝日と区役所休業日は休業。