中華街に9月21日、マグカップで中国茶を提供するセルフサービスのカフェ「悟空 TEA BAR」(横浜市中区山下町、TEL 045-651-7824)がオープンした。中国茶を専門に扱う「悟空」の3号店。カップに直接茶葉と湯を入れて飲む様式で、自由に湯の継ぎ足しができるのが特徴。
「悟空」は茶葉や茶器を販売する1号店と、本格的な入れ方で中国茶を提供する喫茶店「悟空茶荘」を中華街に構える創業1981年の有名店。
今回新たに出店した「悟空 TEA BAR」は、店舗面積約130平方メートル(2フロア)、席数50席でテラス席も用意している。イギリスの雰囲気が漂う香港をイメージした内装で天井には社名でもある「西遊記」の悟空が描かれたステンドグラスがはめられている。そのほか、アフリカ産の巨木「ブビンガ」を使った一枚板のカウンターテーブルや、中国やヨーロッパ風のアンティーク家具が混在し、独特の雰囲気を醸し出している。
メニューは「極品ジャスミン茶」「特選鉄観音茶」「蜜蘭香単叢(みつらんこうたんそう)」「プーアル小沱茶(しょうだちゃ)」など9種の中国茶を450円~500円で用意。そのほか、中国スパムを使った「猪八戒おにぎり」(180円)や、「角煮ちまき」(300円)などの軽食も提供する。
同社の曾峰英社長は「これまでは中国茶は入れ方にこだわって提供する店が多かったが、ラフに自分のリズムで楽しめる場所も必要だと思った。中国本場の風習にも親しんでもらいたい」と話す。
営業時間は10時~21時30分。