ZAIM(横浜市中区日本大通)で10月5日、芸術分野での映像作品の魅力や市場の成り立ちを紹介するシンポジウム「アートと市場、アートの市場」が開催される。主催は横浜市と横浜市芸術文化振興財団が共同で運営する創造活動の中間支援事業「アーツコミッション・ヨコハマ」。
シンポジウムでは、絵画からはじまり多数の映像作品も発表している現代美術アーティストの会田誠さんが作り手として映像作品の魅力について語るほか、森美術館のキュレーター、片岡真実さんが国際展などでの映像がどのような位置を占めているか、国内外の現代美術家を中心に映像作品も多数取り扱う「ミヅマアートギャラリー」のディレクター三潴末雄さんが映像の市場や媒体としての取り扱いについて語る。
同シンポジウムを企画した現代美術映像作品のアーカイブを手がける「ミアカビデオアーカイブ」代表、長谷川仁美さんは「映像作品はトリエンナーレでも数多く紹介されているが、流通についてや、制作について知られていないのが現状だと思う。この企画を通して、映像作品や市場についての理解を深めるきっかけになれば」と話す。
開催時間は14時~。入場無料。