横浜開港150周年記念事業の市民参加型演劇プロジェクト「DO-RA-MA YOKOHAMA 150(ドラマヨコハマイチゴーマル)」のキックオフイベントが11月15日、関内ホール(横浜市中区住吉町)で開催された。プロジェクトの参加者約500人が集まり本番へ向けて士気を高めた。
「DO-RA-MA YOKOHAMA 150」は開港150周年を迎える2009年に、脚本の題材集めから舞台技術全般・製作・広報・記録など、専門家の指導を受けながらすべて市民が手がける演劇公演を行うプロジェクト。市内の公会堂などを会場とし、公募で集まった「クルー」と呼ばれる市民グループが会場運営、技術スタッフ、舞台出演を担当する市民参加型の公演を予定している。プロジェクトは、昨年夏に始動し、地域ごとにチームを組み、ワークショップなどを実施してきた。調査・取材を担当するクルーが集めた歴史資料やエピソードなどをもとに、脚本家の清水東さんがシナリオ制作を進めている。
今回行われたイベントでは、チームごとに行っているワークショップの紹介のほか、作品の音楽を手掛けるピアニストで作曲家でもある谷川賢作さんが登場し、同プロジェクトのテーマソングなどを披露した。横浜市開港150周年・創造都市事業本部川口良一さんは「全て市民の手で手がけるという本当の意味の『市民参加』イベント。夏に向けてパワーをつけてがんばってほしい」とエールを送った。