京浜急行電鉄(東京都港区高輪)は、駅を利用する乗客に親近感を感じてもらうことと、駅周辺地域のPR促進を目的に、列車の接近を案内する「駅メロディ」を17駅で決定した。
横浜駅は、1968年12月にリリースされたいしだあゆみさんの「ブルー・ライト・ヨコハマ」に決定。「横浜の代名詞ともいえる曲で、老若男女問わず馴染め、親近感をもってもらえる」(同社)ことが選考の理由。
市内では、上大岡駅がゆずのデビュー曲「夏色」に、金沢文庫駅が金沢区出身の小田和正さんが生地を歌った曲「MY HOME TOWN」、金沢八景駅がEXILEのリーダーのHIROさんの母校が金沢八景にあることから「道」となった。その他、品川駅と羽田空港駅がくるりの「赤い電車」、横須賀中央駅が山口百恵さんの 「横須賀ストーリー」、浦賀駅はたたら浜(観音崎)にゴジラが上陸したことに由来して「ゴジラのテーマ」に決まった。
今回決定した「駅メロディ」は、今年7月から8月にかけて、はがきと携帯着信メロディサイトで行った公募に応募があった2,177通をもとに、列車接近案内メロディにふさわしく、乗客に分かりやすい楽曲であることや、各駅周辺の地域色を感じることが可能な曲であることを基準に選定した。
羽田空港駅開業10周年記念日にあたる11月18日に羽田空港駅で使用が始まり、本年度中に16駅すべてに導入する。