改装中の横浜マリンタワーが青一色に-ブルーシートで包まれる

ブルーシートで覆われた横浜マリンタワー

ブルーシートで覆われた横浜マリンタワー

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 来春リニューアルオープンする「横浜マリンタワー」(横浜市中区山下町)が、改装工事によりブルーシートで覆われている。

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 横浜マリンタワーは1961年に開業。当時は、紅白の7等分塗りだったが、1989年の横浜博覧会の際に、赤から白のグラデーションに変更。横浜のシンボルとして親しまれてきたが、2006年12月に営業を終了した。横浜市は「横浜マリンタワー再生事業」として運営会社を公募し、昨年6月に不動産の売買・賃貸物件の仲介業のリスト(横浜市中区羽衣町2)を運営事業者に決定した。

 改装工事では、1961年の開業時に「赤白7等分」で、1989年の横浜博覧会を機に「赤から白のグラデーション」に塗り替えられた塗装を、塔体部の外側を光沢を押さえた「シルバー」に、内側を「ブラウンオリーブ」(茶色みがかった緑色)に塗り替える。現在、外装の塗り替えなどのために、タワー全体がブルーシートで覆われている。

 リニューアルオープンは来春を目標としており、観光交流機能としての展示情報センター、イベント・コンベンションホール、FMサテライトスタジオ、飲食・物販店舗などを整備する予定。フロアコンセプトは、広場=「市民のいこいの場の創出」、1階=「街と市民とのコミュニケーションゾーン」、2階=「観光交流ゾーン」、3階=「文化交流ゾーン」、4階「食のエンターテイメントゾーン」、展望台=「観光交流ゾーン」。低層階(1~4階)の山下公園通りに面した海側はガラス素材で囲み、反対の水町通り側は従来の外観を残す。

 「マリンタワー」は、「横浜らしいモニュメント」を作ろうと市民からの発意により1961年に建設された。最多入場者数年間105万人記録し、定番観光スポットとして人気を博してきたが、入場者の減少などに伴う経営環境の悪化のため、2006年12月に運営会社が営業を終了した。その後、開港150周年記念事業の一環として市が取得し、総事業費約31億円をかけて土地を取得し、改装を進めている。

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