横浜市中央卸売市場一般開放日の「インターネット放送局」が好評

「YCMB~みんなの市場放送局サテライトスタジオの様子(右端が磯田さん)

「YCMB~みんなの市場放送局サテライトスタジオの様子(右端が磯田さん)

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 横浜市中央卸売市場本場水産部(横浜市神奈川区山内町)が、地元住民に向けて市場の一部を一般開放する「ハマの市場を楽しもう!」で行われているインターネット放送局が人気を集めている。

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 市場の開放は毎月第1・第3土曜日で、今年9月6日に初開催。一般市民が市場内で買い物ができるほか、ガイドによる市場ツアーや、シジミなどを使った「市場汁」の無料提供などを行っている。

 「横浜市場まつり」が開催された10月19日に、市民がインターネットでライブ中継する「YCMB~みんなの市場放送局」を開設され、国内外から延べ5,000以上のアクセス数を記録した。YCMBは「Yokohama Central Market Broadcasting」の略で、横浜の地域SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)「ハマッち!」に参加する有志6人が呼びかけ、SNS内でキャスターやレポーターを募集。市場関係者との話し合いを経てスタートした。

 放送には、インターネットでライブ映像の無料配信ができるサービス「スティッカム」を使い、視聴者が放送を見ながら画面上で書き込みを行う「チャット」により番組に参加できるのが特徴。現在は10人以上のスタッフが集まり、市場内関連棟にある生ハム専門店「ジャストミート」の店頭を借りてサテライトスタジオを設置し、放送を行っている。

 市場の新鮮な食材をテーマに、市場関係者や多彩なゲストと語り合うトーク番組が好評で、買い物客の「飛び入り参加」も自由。4回目の放送となる12月6日には、スペイン人観光グループが番組にゲスト出演する予定。

 YCBM代表の磯田守人さんは「横浜にこんな面白い市場があることを、みなさんに知ってもらいたいと思い、ブログで『市場に行こう』と呼びかけたのがきっかけ。あの場所から何かを発信したいと思い、有志でネット放送局をはじめました。横浜内外の方々に足を運んでもらえるよう、市場のお店紹介CMや、横浜のイベント情報なども番組で流しています。視聴者のみなさんと一緒に作っていく番組なので、ぜひ遊びにきてください」と話している。

 放送時間は、毎月第1・第3土曜日の9時から14時まで。

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