中華街のBAR「I & I」でP-ファンク・アートの2人展

I & I 店内の様子(撮影:Keizo Shimobaba)

I & I 店内の様子(撮影:Keizo Shimobaba)

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 横浜発の音楽やアートシーンの創造を目的に活動するプロジェクト「AC045」(エリアコード・ゼロヨンゴ)は、横浜中華街の新店舗「I & I」(アイアンドアイ、横浜市中区山下町215)で、ビジュアルアーティストのGustavo Alberto Garcia Vaca(グスタヴォ・アルベルト・ガルシア・ヴァカ)とP-FUNKアートのOverton Loyd(オヴァトン・ロイド)のコラボ作品を紹介する展示企画「Unification Communication」を行っている。

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 グスタヴォさんは、コロンビア出身の写真、描画、執筆などの活動をする作家で、ロサンジェルスの先鋭的アーティスト集団「Unification Theory」に所属。デトロイト・テクノのレコードレーベルのジャケット作品などを手掛けており、昨年12月には、桜木町駅構内にある「創造空間9001」で開催されたイベント「Techno Soul Train 9001」に出演し、ライブペインティングを披露している。

 展示はファンクミュージックシーンで著名なジョージクリントンさんのグループ「P-FUNK」(Parliament-Funkadelic)の専属アーティストOverton Loyd(オヴァトン・ロイド)さんとのコラボ作品、P-ファンク・アートの主要作を展示する2人展。

 「I & I」は、11月に中華街西門近くのビルの2階にオープンしたバーで、音響システムに70年代のヴィンテージオーディオを導入しているユニークな店。店のロゴデザインはグスタヴォさんの手によるもの。

 イベントを主催する「AC045」代表の佐藤さんは、「2007年にデトロイトで開かれた展覧会で、グスタヴォさんを通じ、オヴァトンさんの作品を大量購入したことが縁で今回のバー『I & I』のオープニングとのコラボレーション展示企画につながった。ヨコハマは、ソウル、ファンク、ロック、ジャズやブルース、レゲエやヒップホップなどの黒人音楽に造詣が深い街。データで音楽を楽しめるようになり、ジャケットを見なくなっている若い世代のほか、往年のディスコ世代の方々にも改めて音楽と深く結びついたリアルなアートを感じてもらいたい」と話している。

 展示期間は12月14日までで、最終日にはクロージングパーティーが予定されている。営業時間は19時から午前6時。

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