ヨコハマ経済新聞の2008年の年間PV(ページビュー)ランキングで、144年の歴史を持つ伊勢佐木町の百貨店「横浜松坂屋」の閉店の記事が1位となった。ランキングは今年1月1日から12月25日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。
人気デュオ「ゆず」が店の前で路上ライブ活動をしていたことでも知られる、横浜松坂屋の建物は、市が認定する「横浜歴史的建造物」にも選ばれており、今後の動向に注目が集まっている。「『横浜松坂屋』が10月26日に閉店・解体へ!?どうなる横浜歴史的建造物、どうする伊勢佐木」として掲載したエリア特集の記事にも多くのアクセスがあった。
2位には石川町駅近くに開店した横浜発の「猫カフェ」の話題がランクイン。同店は10月に営業形態を変え「猫カフェ れおん」として「癒し」を求める近隣の住民や観光客などの人気を集めている。11月28日に開店した近隣型商業施設「イトーヨーカドー本牧店」の記事が3位につけた。上位10位のランキングは以下の通り。
1.ゆず生誕の地「横浜松坂屋」が10月に閉店解体-144年の歴史に幕(6/24)2.中華街そばに横浜初の「猫カフェ」-観光名所として期待(3/2)
3.「イトーヨーカドー本牧」が11月にオープン-食品館と45の専門店(10/24)4.横浜開港祭、4,000発の花火で150周年カウントダウン(5/16)
5.横浜港から工業地帯めぐる「工場夜景」クルーズ-6月から運行(5/29)
6.そごう横浜店の「からくり時計」が終了-老朽化を理由に(4/15)
7.ショートフィルム専門の常設映画館-みなとみらい新商業施設に(1/24)
8.「横浜駅バリアフリーマップ」配布へ-点字で駅の構造表示(3/31)
9.みなとみらいにショートフィルム専門映画館-別所哲也さん設立(2/14)
10.横浜駅にフランス職人直伝ベーカリー、「京急クリームパン」も(2/8)
5位は京浜工業地帯の夜景クルーズの記事。夜景評論家の丸々もとおさんらがプロデュースしたクルーズが、「工場萌え(もえ)」と言われる工場好きの間で話題となり、アクセスを伸ばした。7位と9位にランクインしたショートフィルム専門の常設映画館は俳優の別所哲也さんが運営するみなとみらいの新しい施設で、6月には短編映画の祭典「ショートショート フィルムフェスティバル」が開催され、注目が集まった。
11位以下には、「氷川丸」リニューアル一般公開の記事(14位)、旧東横線桜木町駅の高架下壁画の消去の話題(18位)、「横山剣の親の店」が中華街にオープン(19位)などがランクインした。
横浜都心臨海部では、来年横浜開港150周年の大規模イベントが開催される。2009年夏には、横浜の魅力的を全国的に宣伝する大型観光キャンペーン「横浜・神奈川デスティネーションキャンペーン」も行われ、横浜発の最新ニュースにより一層注目が集まりそうだ。