パン製造販売の「ポンパドウル」(横浜市中区元町4)は、1月1日から年始特別販売として「幸福あんぱん」を期間限定発売している。
「幸福あんぱん」は新豆あずきを煮上げた特製粒餡(あん)を包んだあんぱんで、甘さを控えた新豆のみずみずしい風味、口溶けなめらかで上品な味わいが特徴。北海道産の新豆あずき「きたのおとめ」やビート(甜菜糖)を利用した砂糖、日本最北端・宗谷海峡の海水からつくった「宗谷の塩」といったこだわりの素材で製造されている。価格は157円。
あんぱんの餡に使用する新豆あずき「きたのおとめ」は、新春縁起物として2008年に北海道帯広市幸福町の畑で収穫されたものを使用。販売は、ポンパドウル70店舗で、発売期間は1月11日まで。
ポンパドウル広報担当の金子晶子さんは「今回のような新春縁起物としての企画は初めての試み。年配のお客様が購入されることが多く、パンを手に取りながら『これ以上幸福になったらどうしましょう?』などと従業員と会話を楽しむ姿が多く見られています。幸福あんぱんがお客様とお話するきっかけにもなりとても嬉しい」と話している。
欧風ベーカリー「ポンパドウル」の名前は、フランスで初めてバゲット型のパンの原型を考案したと伝えられる「マダム・ポンパドウル」に由来し、上質へのこだわりを表現したパッケージの「ポンパドウル・レッド」がシンボルカラー。店舗ごとに職人が仕込みから焼成まで一貫して行う完全手作り制でパンを製造販売するベーカリーチェーンで1969年に、横浜・元町にポンパドウル第1号店をオープンした。