中国の旧正月「春節」最終日の2月9日、横濱中華街の「横濱媽祖廟(よこはままそびょう)」(横浜市中区山下町)で「元宵節燈篭祭(げんしょうせつとうろうさい)」が開催される。
中華街での「元宵節灯籠祭」の実施は今年で6回目。横浜中華街発展会協同組合が、中国の伝統文化を継承しようと、2004年から春節行事として開催している。
当日は、来街者や子供たちが願い事や夢を書き込みその成就を祈願したメッセージキャンドルを「横浜媽祖廟」に奉納する。その後、灯火の前で華僑三世の中国舞踏家・区愛玲(くあいりん)さんらが、民族衣装に身を包み古代中国伝統の舞「奉納の舞」を披露する。奉納料=1,000円(キャンドル代含む)、開催は17時半~19時まで。
そのほか、春節にちなんで「Chinatown80」では、横浜山手中華学校・横濱中華學院の生徒による「春節子供絵画展」を開催。期間は、2月10日~23日まで。
春節実行委員長の米田圭一さんは「一人ひとりの願いを書いたキャンドルを今年は横濱媽祖廟に奉納します。一般の方もChinatown80、關帝廟、媽祖廟でキャンドルを購入できますので是非ご参加下さい」と話している。
中国の春節は、月の満ち欠けを基準に作られた太陰暦に基づいてお祝いされ、今年の春節は新月にあたる1月26日から始まり、満月を迎える2月9日まで続く。春節の最終日は元宵節と呼ばれ、この日をもって正月行事が締めくくられる。