岩崎学園で若者の就労支援と地域再生を考えるフォーラム

株式会社アイネットでのインターンシップ受け入れの様子

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 横浜市は3月25日、ニートやフリーターなどの若者の雇用を、NPO、行政、企業、住民など地域社会で考えるフォーラム「よこはま ユースフォーラム」を開催する。

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 フォーラムでは、放送大学教授の宮本みち子さんが「若者就労支援-世界の取り組み、日本の方向性」をテーマに基調講演を行う。

 また、パネルディスカッションに、同世代の若者たちで就労相談施設を運営するユースポート横濱理事長の岩永牧人さん、山梨県道志村などで就労体験プログラム「JOB CAMP」を運営するヒューマンフェローシップの岩本真美さん、中区寿町に拠点を置きまちづくりや安宿事業に取り組むコトラボ代表の岡部友彦さん、資格取得講座や就労体験企画を教育機関として実施する岩崎学園理事の植田威さん、若者自立支援の総合ポータルサイト「FOR YOU」を横浜市との協働で運営している横浜コミュニティデザイン・ラボの杉浦裕樹さんが参加する。

 主催する横浜市こども青少年局青少年育成課の関口昌幸さんは「現在、高校・大学卒の若者が、企業の正社員となり一つの会社に一生涯勤め続けるという人生設計が成り立たなくなっているのではないか。地域社会においても、80年代前半までの横浜に存在していた商店や町工場など、若者にとって身近な就労の場、地域での仕事つながりの『職縁』によるセーフティネットが希薄化している中で、地域全体での若者支援のあり方について意見を交わしたい」と話す。

 こども青少年局では、就労相談施設「よこはま若者サポートステーション」や、ボランティア活動やインターンシップなど就労に向けた様々なプログラム「よこはま型若者自立塾」などを通じ、就職氷河期世代のニートやひきこもりなどの若者支援に取り組んでいる。また21年度からは「ふるさと雇用再生基金」を活用した、若者自身による雇用創出、地域再生を目指す雇用推進事業を展開する予定。

 会場は岩崎学園ホール(横浜市西区北幸1)、開催時間は14時~17時30分。入場無料。

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