コンビニエンスストアのスリーエフ(横浜市中区日本大通17)は4月1日より、アフリカ支援につながる商品メニューの販売を開始している。
同企画は、NPO法人TABLE FOR TWO(テーブル・フォー・ツー、略称:TFT)と同社の共同プロジェクト。洋食料理家でTFTアドバイザーの三國清三シェフの監修による商品と協力企業(アサヒ飲料、伊藤園、キリンビバレッジ、カゴメ、大塚製薬、日本コカ・コーラ、サントリー)のソフトドリンクを販売し、その売上の一部(3%)をTFTを通じてアフリカの子供たちに給食を届ける。
商品は「アフリカ」と「横浜」をテーマにTFTが認定した、アフリカ産や神奈川県産の材料でつくった弁当、ドリア、パスタ、サラダ、デザート6品目。ノンカフェインのアフリカ産ルイボスティーで味付けした豚肉と神奈川産の小松菜を利用した柚子味噌グラタン入り「豚肉のルイボスティー煮」(550円)、港町横浜をイメージしたシーフードカレーに、春キャベツにジャガイモ、ニンジンを加えた「三浦産春キャベツのカレーパスタ」(490円)、モロッコのタジン料理を参考にした、三浦産の春キャベツやブロッコリーなどの蒸し煮野菜入り「タジン風トマトソースドリア」(460円)、神奈川産の小松菜、きゅうりのゼリー寄せにアフリカ発祥の粒状パスタ(クスクス)をトッピングした「クスクスサラダ(彩り野菜のゼリー寄せ)」(248円)。
デザートは、苦味が効いたカフェゼリーにチョコムースを重ね、南アフリカ産のアプリコットをトッピングしたカップデザート「ガーナチョコ&カフェゼリー」(240円)、濃厚なチョコカスタードと軽いホイップクリームを詰めたシュークリーム「ガーナチョコ&ホイップシュー」(160円)の2品。いずれもガーナ産のカカオ豆を利用している。
スリーエフ広報室の金子昌司さんは「ボランティアというと、何か大げさな活動を思い浮かべて構えてしまう印象があるが、この企画はコンビニのお弁当やサラダ、スイーツを食べるだけで出来る気軽なボランティア。ぜひ大勢の方に参加してほしい」と話す。
「TABLE FOR TWO」は、開発途上国の飢餓と先進国の肥満や生活習慣病の解消に同時に取り組む日本発の社会貢献運動。先進国の食卓(TABLE)に出される健康的な食事1食が、開発途上国の食卓の学校給食に生まれ変わることを意味し、活動は国内のさまざまな企業や自治体、省庁の食堂などで広がってきている。
商品の販売は4月28日まで。