横浜高島屋(横浜市西区南幸1、TEL 045-311-5111)は4月14日、オレンジの日を記念して、神奈川県で開発したオレンジ「湘南ゴールド」を使用したビール「湘南ゴールドビール」の販売を開始した。
「湘南ゴールド」は、神奈川県西部を中心に取れる「ゴールデンオレンジ(黄金柑)」と「温州みかん」を掛け合わせたオレンジで、神奈川県が12年かけて開発し、2006年より発売を開始。皮はレモン色で甘く(糖度12%)、オレンジ特有のさわやかな香りが特徴。生産量が少なく入手困難であることから「幻のオレンジ」と言われているという。
「湘南ゴールドビール」は、地ビールメーカー「サンクトガーレン」(神奈川県厚木市、TEL 046-224-2317)が製造。「湘南ゴールド」の華やかな香りを最大限に生かすため、ビールに最高級の「カスケード」ホップを使用。湘南ゴールドの香りをカスケードホップが後押しし、みかんの香りが高く、ほどよい苦みをもつビール。価格は450円(330ミリリットル)。日本の酒税法では、ビールの原料として果物の使用が認められていないため発泡酒という表記で販売する。販売は横浜高島屋、サンクトガーレンオンラインショップほか。販売期間は4月14日~8月末頃までの予定。
販売初日の14日は同店地下2階野菜・果物売場で、松沢成文神奈川県知事による「湘南ゴールド」の試食などのトップセールや、サンクトガーレン取締役社長岩本伸久さんによる「湘南ゴールドビール」の試飲販売がおこなわれる。16時15分~16時45分まで(予定)。
4月14日のオレンジの日は、2月14日のバレンタインデー、3月14日のホワイトデーに続く記念日として、二人が互いの愛を確かめ合う日と言われている。オレンジは、実が多産であるため「繁栄」のシンボルとされ、花言葉も「花嫁の喜び」と呼ばれるなど、欧米ではオレンジの実を持ってプロポーズしたり、結婚式で花嫁がオレンジの花を身につけるなど、結婚との関係が深い果物と伝えられている。