デザインチーム「Ace+（エースプラス）」は、元町クラフトマンシップ・ストリートにある「MOTOMACHi-808（モトマチヤオヤ）」で、プロモーションデザインの展示企画をおこなっている。

　展示内容は、1901年に横浜元町に創業したレースの専門店「近沢レース店」の協力を得て、同社のレース商品を用いた生活シーンを提案する写真の展示や、テーブルコーディネート、ショップバックやショップカードのデザイン提案など。

　同企画は、バンタンデザイン研究所キャリアスクールSOCO横浜校の在校生と卒業生で同校講師の曽根靖裕さんからなる、インテリアデザインを中心に、グラフィックデザイン、イベントの企画プロデュースなどに取り組むクリエイティブ・プロデュースチーム「Ace+」によるもの。

　会場の「MOTOMACHi-808」は、Ace+のメンバーたちが、元八百屋の倉庫だった約23平方メートルのスペースを、企業とバンタン横浜校のコラボレーション事業として、産学連携の機会づくりや地域の活性化を目的に今年1月に改装。期間限定の製作スタジオ、展示スペース、地域との交流拠点として使用してきた。

　リーダーの山岸奈緒美さんは「このプロジェクトがきっかけとなり店舗のウインドーディスプレイに挑戦させてもらえる話も頂いた。自分たちは、純粋なアートでなく、ビジネスのためのデザインを学んできた。今回のような地元横浜のお店や場所とのコラボレーションは、今後も機会をいただけるなら頑張っていきたい」と話している。

　開催は6日まで。入場無料。