横浜港で「黒船体験ツアー」‐開国博入場券で25,000人無料乗船

黒船「観光丸」

黒船「観光丸」

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 横浜開港150周年記念イベント「開国博Y150」の一環として、「黒船体験ツアー」などの乗船体験や夜間ライトアップを行う黒船来航イベントがスタートした。

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 「黒船体験ツアー」は、「開国博Y150」の期間中、3会期にわたり横浜港に来航する黒船「観光丸」の乗船体験プログラム。横浜港新港ふ頭(海上保安部前)をスタートした後、山下公園沖からぷかり桟橋沖を経由して、新港ふ頭までのコースを周遊しながら、ロープの上げ下ろしをする「展帆作業」、ロープの結び方を学ぶ「ロープワーク教室」、「船の先端(バウスプリット)渡り」を体験する。

 また期間中は、山下公園沖に停泊する「観光丸」の夜間ライトアップを実施する(19時30分~20時30分)。

 開催は、第1期が5月2日~10日、第2期6月13日~26日、第3期8月3日~9日。期間中、ベイサイド入場券・引換券を掲示して乗船整理券を受取り、同ツアーに無料参加することができる(約25,000人、整理券発行はY150トゥモローパークインフォメーション)。

 初日の5月2日には、山下公園会場で横浜市音楽隊の演奏・行進と黒船のコラボレーションによる「黒船来航歓迎セレモニー」が開かれた。

 「観光丸」は、全長=65.80メートル、高さ=32メートル 、総トン数=353トン、乗船定員=300人の蒸気帆船。1855年にオランダ王国ウイレム3世から徳川幕府に献上され、長崎海軍伝習船の練習艦として使用された日本初の蒸気帆船で、勝海舟をはじめとする幕府の武士が、同船で航海術を取得した。

 現在の「観光丸」は、設計図と模型をもとに、オランダ・ハウスデン市のフェロルメ造船所で、建造費12億円をかけ復元・建造されたもの 。内装材、甲板には当時と同じ材料を利用し、船体、船室、キャビンなどの彫刻は当時のままに再現されている。通常は、長崎のハウステンボスに停泊。船名の「観光」は、中国の易経の「観国之光」を語源とし、「国の威光を見る」という意味。

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