横浜市が主催する都市ブランド共創プロジェクト「イマジン・ヨコハマ」の「1000人ワールドカフェ」が5月9日、パシフィコ横浜展示ホールで開催された。
「イマジン・ヨコハマ」は市民参加により横浜の「都市ブランド」構築やまちづくりに取り組むプロジェクト。「1000人ワールドカフェ」や開国博Y150会場での意見収集、インタビューを人から人へ連鎖的に広げて数万人の意見を集める「つながり市民インタビュー」などの手法で、市民の意見を集約し、まちづくりへの発意をうながしサポートすることで地域活性化を目指している。
ワールドカフェは、4~6人でカフェのようなテーブルを囲み、横浜の未来について語り合い、メンバーを入れ替え話し合いをさらに繰り返すことで「全員と話した」感覚で意見を交わすことができるというもの。企業、学校、地域コミュニティなどで実践されている新たな話し合いの形式で、今回は日本最大規模での開催となった。
場内には166脚の丸テーブルとテーブルクロスに見立てた模造紙が用意され、「ヨコハマの何がわたしたちをひきつけるのでしょうか?」や「50年後、大空から、ヨコハマを見るとどんな人がどんな表情で、何をしていますか?」などの問いに対し、話し合いをしながら思い浮かぶ言葉や絵を自由に書いた。
「イマジン・ヨコハマ」では、集まった意見を、9月に行うワークショップで集約し、2010年2月にキャッチコピーやシンボルマークなどに表現する予定。
同プロジェクト事務局広報担当の村上俊彦さんは「参加して下さった方々が、このワールドカフェの手法をそれぞれの地域やコミュニティで実践していき、さらなる市民参加の話し合いがこれからも広がっていくことが楽しみ。地域でのワークショップ開催などを通じて、横浜の未来についての話し合いのサポートを今後も続けていきます」と話す。