横浜の落語文化定着を目指す寄席興行「馬生ハマ寄席」が5月16日、「横浜にぎわい座」(横浜市中区野毛町3)で開催される。
「馬生ハマ寄席」は、金原亭馬生(きんげんてい ばしょう)一門とゲストによる、人情話を中心とした古典落語、踊り、茶番劇、鹿芝居などで構成する寄席興行。今年で2年目をむかえ、公演終了後の出演者を交えた懇親会や、落語の初心者向け体験講座などを通じて落語の普及活動に取り組んでいる。公演は基本的に5月、8月、11月、2月の年間4回の季節興行。
今回は、金原亭馬生さん、金原亭馬治さん、金原亭馬吉さんのほか、横浜在住の芥川賞作家で金原亭馬生一門の荻野アンナ(金原亭駒ん奈)さんが出演。友情出演として三遊亭小歌さんを招く。
金原亭馬生は200年続く名跡で現在11代目。第11代目は300本を超える演目をもち、2000年に歌舞伎役者の中村勘九郎さん、腹話術師のいっこく堂さんとともに「第16回浅草芸能大賞 奨励賞」を受賞している。
興行を主催するコスモ・ステージの江口照夫さんは「横浜との接点とも言うべき金原亭駒ん奈もレギュラー出演。芥川賞作家であり慶応大学教授でもあり、多忙な中、高座にあがり頑張っています。また、興行後には出演噺家たちとの懇親会も行っています。高座では味わえない普段着の落語家さんと歓談あり、余興芸あり、裏話ありと楽しい会です」と話す。
開演は13時、芸能ホールにて。チケットは3,000円(全席指定、懇親会別途)。問い合わせは「馬生ハマ寄席事務局」(TEL 045-261-4618)まで。