相模鉄道(横浜市西区北幸2)は6月15日より営業運転を開始する新型車両「11000系」のデビューイベントとして14日、撮影会と記念グッズ販売会を開催する。
11000系は、東日本旅客鉄道のE233系をベースにした車両で、保安装置の主要機器を二重系化しているため故障に強い。座席の座り心地の改善や、空調設備の容量向上、空気清浄機能の新設などを行った、同社としては7年ぶりの新系式車両となる。
車両は、ユニバーサルデザインを考慮し、スタンションポール(着席時と立ち上がり時に使用する手すり)の形状を改めたほか、扉付近の床面に着色しノンスリップタイルを設置するほか、客室床面を10000系車両に比べ3.5センチ下げ、ホームと車両出入口の段差が小さくなる。
また、相鉄線としては初めてとなる17インチのワイド液晶モニターをドア上に設置し、行先・停車駅案内やドア開閉情報、施設案内などの情報提供を行う。
6月15日~21日の7日間は11000系電車に、営業運転開始を記念したヘッドマークを掲出して運転する予定。
撮影会の会場は、相鉄線相模大塚駅構内(大和市桜森)特設会場で10時30分から16時30分まで。記念グッズ販売会は、二俣川駅構内(旭区)で10時から16時まで開催される。販売商品は「特典付プラレール11000系」(2,100円)、「11000系相鉄ストラップ 」(800円)ほか相鉄オリジナルグッズなどで、プラレール購入者先着500人に、車両パンフレットと下敷きをプレゼントする。