赤レンガ倉庫で世界のビデオアート展-フランス月間の一環で

ミハイ・グレク監督作品「凝固する」(2008)©Mihai_Grecu

ミハイ・グレク監督作品「凝固する」(2008)©Mihai_Grecu

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 横浜赤レンガ倉庫1号館(横浜市中区新港1)で6月19日より、フランスを中心とする世界のビデオアート作品を紹介する「横浜フランスヴィデオコレクション2009」が開催されている。

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 同展は「横浜フランス月間2009」のイベントの一環で、同イベントを盛り上げようと、フランス政府の公式機関である横浜日仏学院と横浜赤レンガ倉庫1号館が主催となり、2006年から毎年行ってきた文化交流イベント。ビデオアート自体の存在があまり知られていなかった日本に、フランスの現代アートビデオを紹介しようとしたのが始まり。

 4回目となる今年は、横浜開港150周年を記念し「港/水」をテーマに、フランス、カナダ、韓国4人のキュレーターが選んだ、フランスを中心とする世界の作品約20点を展示する。会期中には、同展キュレーターによる講演やアーティストによるパフォーマンスも行われる。

 出展作品の選定は、フランスでビデオアーティストのプロデュースや配給をするアートNPOや、インターネットをアーティストの作品公開のツールとして利用し、ビデオやインタラクティブ作品を紹介するNPOのほか、フリーランス・キュレーターのスティーヴン・サラザンさんなどによる。

 出展アーティストは、フランス人作家のアンヌ=マリー・コルニュさん、さまざまなメディアを合成した作品を作るピエール=ジャン・ジルーさんのほか、スティーヴン・アンドルーズさん、キム・ジョングさんなど。

 横浜日仏学院の佐野未帆さんは「ビデオアートは驚きあり、美しいものあり、中には深く考えさせられるものありと幅広い作品がそろっています。なかなか観賞する機会もないと思うので、ぜひご来場ください」と話す。

 開催時間は、11時~19時で入場無料。6月28日まで。

 日仏学院はフランス政府の公式機関。横浜日仏学院では、語学学校のほか、ワインセミナーや料理教室、作品上映とあわせてビデオアートを紹介するイベント「プリュスクパルフェ:ヴィデオ・アートの夕べ」を定期的に開催している。

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