横浜山下公園で6月28日、自然とつながりながら太極拳をするアウトドアフィットネス「横浜TAI-CHI(ヨコハマ タイチ)」が開催される。
同イベントは、緩やかな動きで長時間筋肉を緊張させ呼吸と調和させる太極拳を、緑の多い山下公園内で横浜ベイエリアの景色を楽しみながら行うもの。環境と健康を見つめ直すことを目的としている。
太極拳講師は全日本太極拳協会総合コーチの荒井じゅんさん。「TAI-CHI」とは太極拳の通称。
イベントでは、運動で排出される二酸化炭素を、森林の吸収力で相殺(=オフセット)するカーボンオフセットも実施。講師や参加者の移動で排出される二酸化炭素量の排出量を算出して「見える化」し、削減できない温室効果ガス排出量を、違う場所での排出削減・吸収量でオフセットする。
カーボンオフセットとは、人やものが移動することで発生する二酸化炭素などの温室効果ガスの排出量を、植林などの自然保護活動でオフセットし、排出量をゼロにする仕組み。
今回のカーボンオフセットでは、京都議定書に則った排出権を使用したCo2償却と、日本林業経営者協会が販売する「森林CO2吸収生物多様性認定証」(略称:フォレストック認証)を合わせ、森林保護と生物多様性につなげる。
主催するBEACH TOWNの清水恵介さんは「アウトドアフィットネスのイベントに参加してカーボンオフセットを実現することで、参加者も講師も自然・環境、そして自身の健康を見つめられる時間にしたいです」と話す。
開催時間は朝8時~9時15分、雨天中止。参加費=1000円、申し込みはメールかFAXで。