みなとみらい21地区の高島中央公園(横浜市西区みなとみらい5)で6月28日、開港当時に横浜に伝わった西洋野菜「横濱開港菜(よこはまかいこうさい)」や、とれたての横浜産農産物の直売をする「みなとみらい開港菜フェア」が開催される。
同フェアは、横浜市環境創造局農業振興課が中心となり「横浜の農産物を広く知ってもらおう」と企画、横浜で農業を営む10団体が出店する。トマト、キャベツ、レタスなどのとれたて新鮮な「横濱開港菜」をはじめ、生ブルーベリー、梅、イチジクなど旬の果物を生産者が直接販売。横浜市内産の果物を使ったジャムや梅酢、農家手作りの漬物などの加工品も販売し、横浜の農業・農産物・地産地消が分かるコーナーを設置する。
「横濱開港菜」は、トマト、レタス、キャベツ、カリフラワー、ニンジン、イチゴ、リーキ、エンダイブ、メキャベツ、パセリ、アスパラガス、サヤエンドウ、ラディッシュ、セロリの全14種。JA横浜、横浜市の開港150周年・創造都市事業本部、環境創造局、横浜開港資料館のメンバーによるプロジェクトが、横浜から広まった西洋野菜のうち横浜市内産として味わうことの出来る野菜を選び、「横濱開港菜」と名づけた。
6月2日の開港記念日には、より多くの人に横濱発祥の野菜を知ってもらおうと「横濱開港菜新聞」を発行。蕃茄(トマト)、和蘭三葉(セロリ)など、横浜開港菜の当時の名前や調理方法などを紹介し、市内に約1,000ヵ所ある農産物の直売所の一部をマップで案内している。同誌は市民情報センター、みなとみらい開港菜フェア会場で無料配布中で、横浜市環境創造局のウェブサイトからダウンロードも出来る。
同プロジェクトメンバーである環境創造局農業振興課の松本光正さんは「都市に住んでいると、土地産の野菜を食べる事があまり無いと思います。生産者自身の手から新鮮な野菜を買える開港菜フェアに、是非お越し下さい。横浜開港150周年を機に、横浜発祥の横浜開港菜、地元の野菜の美味しさを知り、皆さんで味わって欲しいです」と話す。
「みなとみらい開港菜フェア」は、6月28日、7月26日、8月23日、9月27日の全4回、各日9時~11時に開催。9月19日から27日までは、Y150ヒルサイドイベント内で、開港菜紹介ブースを設置しPRを行う。