三溪園でハスの開花を観賞する「早朝観蓮会」―糸取り体験も

昨年行われた「早朝観蓮会」の様子

昨年行われた「早朝観蓮会」の様子

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 三溪園(横浜市中区本牧三之谷58)は7月4日より、期間限定で早朝に開園し、ハスの開花を観賞できる「早朝観蓮会」を開催する。

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 同園の創設者の原三溪がとりわけ好んだというハスの開花を、より多くの人に楽しんでもらいたいとスタートした企画。7月中の土・日曜日・祝日は、開花時間に合わせ特別に朝6時に開園し、明け方からゆっくりと開花するハスの姿を間近に見ることができる。

 ハスは、泥の中から清らかな花を咲かせることから俗世間から現れた優れた人材にもたとえられ、インドでは聖者の花、中国では君子の花と表現された。開催中は、ハスの茎からの糸取りやお面作りも体験することができるほか、朝8時30分から抽選で20人に栽培用のハスの種をプレゼントする。 

 開催日は、7月4日、5日、11日、12日、18日、19日、20日、25日、26日の9日間。

 期間中、園内の茶店「三溪園茶寮」では、赤だしや温泉卵、紀州梅干などがセットになった「朝粥」(1,000円)を早朝観蓮会の開催時間限定で提供するほか、朝9時までところてん、ホットコーヒーの半額サービスを行う。

 三溪園の広報担当の吉川利一さんは「日常口にする食材のレンコンなど身近にある植物ながら、ハスの花を実際に目にしたり、茎や葉を直接触ったりする機会は少ないのでは。観賞するだけではなく、ハスに触れる体験もできます。ハスについて、より深く知る良い機会。ぜひご来場ください」と話す。

 開園時間は6時~17時。入園料は大人=500円、65歳以上=300円、小学生=200円(7月11日、25日は第2第4土曜日のため、市内小中高校生は無料)。

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