横浜市歌制定100年を祝して7月1日と7月3日、さまざまなアーティストがタイプの違う横浜市歌を披露する2つのライブイベント「横浜市歌紀寿祝祭」が開催される。
横浜市歌は、1909年7月1日の「横浜開港50年記念大祝賀会式典」で発表され、今年で制定100周年。森鴎外が作詞し、当時東京音楽学校(現・東京芸術大学)助教授だった南 能衛(みなみよしえ)が作曲。現在も市立小中学校で歌唱指導され、学校行事や市の式典などで歌い継がれている。「紀寿」は100歳のお祝いのこと。
7月1日は、横浜人形の家・あかいくつ劇場(横浜市中区山下町18)で、「ヨコハマ・ブルース・ワークショップ」と題してライブを開催。「横浜市歌~ブルースバージョン」を歌う横浜在住のギタリスト中村裕介さんをはじめ、川勝陽一さん、森美紀子さん、ハマっ子じゃんダンサーズらが出演。横浜市歌にまつわるストーリーを音楽と一緒に朗読する朗読音楽ライブ「なぜ、鴎外は横浜市歌を作ったのか?」も行われる。開演は19時、入場料は3,500円(1ドリンク・軽食付き)
7月3日は、横浜市開港記念会館(中区本町1)で、1日と同じく横浜市歌ライブと朗読音楽ライブを開催。ライブでは1日の主演者に加えて、フォークデュオ「N.U.」と横浜市役所合唱サークル「ぽこ・あ・ぽこ」が出演。また、日本理化学工業による、環境にも人にもやさしいクレヨンを使っての「キットパスお絵かき体験」も同時開催される。開演は19時、入場料は、高校生~大人1,800円、中学生以下1,000円。
同イベントは、横浜市歌を世代を越えたコミュニケーションツールとして歌いつないでいき新しい横浜を創造していく「未来(あす)へつなぐ横浜市歌の会」が企画。実行委員長は霧笛楼オーナーの鈴木信晴さん、副委員長に中村裕介さんと写真家の森日出夫さん。メンバーとして横浜にゆかりのあるミュージシャンやアーティストらが多数参加している。