歴史的建造物を活用しアーティストや創作活動の支援を行う「ヨコハマ・クリエイティブシティ・センター(YCC)」(横浜市中区本町6、TEL 045-221-0325)で7月7日、地域について学ぶ「フィールドワーク塾」 が開講する。
同講座は、まちづくりや地域資源の活用に興味のある人が対象で、街のコミュニティと創造性について学び、検証研究するプログラム。横浜市内で地域の活性化に取り組む実践者を講師として招き、実例から土地地域の調査(=フィールドワーク)の手法を学ぶ。
初回の7月7日は「横浜 寿町を知る」と題し、 講師にコトラボ合同会社代表の岡部友彦さん、寿オルタナティブネットワークの河本一満さん、慶應義塾大学の熊倉敬聡さんを迎える。
2回目の7月21日は「横浜 元町商店街を知る」とし、近沢レース店の近澤弘明さん、櫻井淳計画工房代表の櫻井淳さん、横浜市都市整備局の国吉直行さんがレクチャー。受講生がフィールド(=街)を選定し、自主的に研究活動を行っていく。
主催する横浜市芸術文化振興財団の菅原幸子さんは「横浜の創造界隈をより楽しんで頂き、よりクリエイティブな活動を深めていくには、どんな人がいてどのような活動をしているかを知るフィールドワークが欠かせません。手始めとして、この講座を利用して頂ければ」と話している。
第1期は両日とも19時~21時、YCCの3Fスペースで。受講料は各回一般=1,000円、学生=500円。1回での受講も可能。申し込みはEメールかFAXで。
またYCCでは、さまざまな視点から横浜の「ヒト」や「コト」を紹介する「横浜ローカルツアー」を開催している。7月29日には横浜美術館で現在開催中の「フランス絵画の19世紀」展のガイド付き鑑賞と、弦楽四重奏コンサートやランチ、ぷかり桟橋からシーバスの乗船などを楽しむツアーを開催する。参加費はランチ付きで5,000円。
YCCは、2004年から今年3月末までの5年間「BankART1929 Yokohama」として、NPO法人BankART1929が運営していた歴史的建造物「旧第一銀行横浜支店」を、横浜市開港150周年・創造都市事業本部と横浜市芸術文化振興財団が共同で運営している。