急な坂スタジオ(横浜市西区老松町26、TEL 045-250-5388)で7月11日から、振付家の岩渕貞太さんによるダンスワークショップ「急な坂ワークショップVol.12 岩渕貞太ダンスWS『身体地図 Body Map』」が開講する。
同ワークショップは、横浜の3つの演劇稽古場「急な坂スタジオ」、「のげシャーレ」、「STスポット」が舞台美術の制作サポートを行うプログラム「坂あがりスカラシップ」受賞者による身体ワークショップ。「坂あがりスカラシップ」は、若手アーティストや団体に対し、稽古場や公演会場の提供、広報などの制作支援などを3館が連携して行うもの。今回は2008年度対象者の岩渕貞太(いわぶちていた)さんが講師を勤め、身体の使い方を学ぶ。
岩渕さんは横浜市出身、在住のダンサー・振付家で、玉川大学で演劇を専攻したのち、ダンサーとして数々のカンパニーやアーティストと国内外で公演を行ってきた。2007年には、急な坂スタジオの国際交流レジデンス事業としてイスラエルの振付家アルカディ・ザイデスの「DA AT」に出演している。2005年から振り付け作品を発表開始し、2008年には「坂あがりスカラシップ2008」対象公演でソロの2本立て公演「タタタ」を上演した。
7月11日、12日は第A回「身体操作方法」とし、武術などを取り入れながら、足の裏や手のひらを起点にした身体の使い方を体得する。8月8日・9日は第B回「身体が考える時間」と題し、身体に対して持っている認識を変え、自分自身の身体の特徴を探っていく。
急な坂スタジオの里見有祐さんは「アーティストと共に身体を動かし、見つめることで、インスピレーションが生まれる場になると思います。昨年は『坂あがりスカラシップ』対象公演としてソロの2本立ての公演を行いましたが、次の公演は複数の出演者で構成する舞台になる予定。ワークショップでさまざまな方と出会えたら良いなと思っています」と話す。
参加料金は1日=1,000円、2日=2,000円、全日参加で3,000円。単回でも参加可能。申込みはメールで受け付ける。