開港記念会館で「全国童謡サミット」-童謡マラソンコンサートも

会場となる横浜市開港記念会館

会場となる横浜市開港記念会館

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 横浜市開港記念会館(横浜市中区本町1)で7月17日と18日、「全国童謡サミットinよこはま」が開催される。

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 同サミットは、今年が横浜開港150周年とともに、児童文学者の鈴木三重吉ら芸術家による、童謡誕生につながる大正期の「赤い鳥運動(=童謡運動)」から90年という節目の年であることを記念して企画された。日本の文化「童謡」を通して心の根幹を考えることを目的とする。

 プログラムは4部構成。1日目は、童謡誕生のきっかけとなった唱歌・童謡の歴史を検証しながら、現代の童謡の取り組みについて意見交換。2日目は、全国各地で童謡を歌い継ぐ合唱団による公演と童謡コンサートを行う。

 第1部では、ヨコハマ サーティーフォー(横浜国大グリークラブOB)をゲストに迎え、NPO法人日本国際童謡館かながわ理事・若林尚司さんの基調講演「開港が生んだ唱歌の誕生とその奇跡」。第2部は、若林さんと5人のパネラーによるシンポジウム「童謡運動を考える」。第3部は、全国の参加団体による公演「全国から集まれ!童謡で祝う、横浜開港150年」。第4部は、記念コンサート「童謡を未来の風にのせて」を行い、フィナーレには来場者・出演者全員で横浜市歌を歌う予定。

 記念コンサートでは、NPO日本国際童謡館館長・大庭照子さんと日本国際童謡館専属童謡デュオ「DOYO組」が、「手のひらを太陽に」「青い目の人形」「犬のおまわりさん」など31曲をメドレーする「童謡マラソン」を実施。

 NPO日本国際童謡館かながわ事務局長の高田真理さんは「童謡サミットの横浜開催は今回が初めて。唱歌・童謡の歴史や全国の童謡に触れられる盛りだくさんの内容ですので、ぜひお楽しみ下さい。皆さんのご来場をお待ちしております」と話す。

 開催時間は、17日=18時~20時30分、18日=14時~17時30分。入場料は、17日1,000円、18日2,000円、両日共通券2,500円。全自由席。

 NPO日本国際童謡館かながわは、2003年に「失われていく童謡を次の世代に伝えよう」と設立。童謡について学び、歌う「童謡講座」、プロの歌手による「小さな木の実コンサート」、幼児教育関係者に向け「童謡指導者講座」を開催している。

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