赤レンガ倉庫会場(横浜市中区新港1)を中心に7月18日、海や港に親しむ横浜開港150周年記念事業「海フェスタよこはま」がスタートする。
会場では、体験・参加型の「海の総合展」や記念ライブ、冷蔵・冷凍を体感できる「コンテナ展」などの多彩なイベントを展開するほか、大さん橋に入港する「海王丸」「日本丸」と日本丸メモリアルパーク内の「初代・日本丸」3隻の総帆展帆を披露する。
「海の総合展」では、50インチの大型ディスプレイ3面を使用した、船の操船体験ができる「操船シミュレーター」をはじめ、葦(あし)舟の展示、マリンガーデニング、海の絵本・図鑑など、横浜の持つ港町としての魅力や文化を紹介する参加型プログラムを用意する。会場は赤レンガ倉庫1号館2階。
イベント広場では、横浜港と港湾物流への理解が深まる「コンテナ展」を開催。本物の冷凍・冷蔵用の大型コンテナ「リーファーコンテナ」4本を設置し、実際に電源を入れたコンテナで氷点下の世界の体感もできる。
赤レンガ倉庫1号館1階では、スペシャルイベントとして、謎ときゲーム「宝箱のカギを探せ!」と題した「ディズニーキッズサマーアドベンチャー」を実施。チェックポイントを回りながら謎解きをする冒険クイズラリーで、宝箱を開けた子どもには「冒険家の印」がプレゼントされる。
「海フェスタよこはま記念LIVE」では2ステージを開催。FMヨコハマ開局時から90年代にかけて番組を担当していた杉真理さんとドリーマーズが出演するライブや、結成35周年を迎えるサーフ・ロックバンド「カラパナ」のライブが行われる。
また、期間中に12隻の船舶が横浜港に入港する。開催は7月26日まで。メーンとなる赤レンガ会場をはじめ、すべてのイベントが無料(記念ライブを除く)。
横浜市港湾局賑わい振興課の守屋朋廣さんは「赤レンガ会場では、楽しい船の操縦体験や船長服を着ての記念撮影、タッチングプールや帆船のロープを使った工作教室など、体験型・参加型のイベントが『海フェスタ』期間中毎日行われていますので、ぜひ遊びに来てください」と話す。
「海フェスタよこはま」は、国が7月20日に「海の日」を定めた本来の意義「海の恩恵に感謝し、海洋国日本の繁栄を願う日」を再認識しようと日本各地で行われているも ので、横浜では前身の「海の祭典」以来20年ぶりの開催。横浜開港150周年に合わせ、港の重要性や海の大切さを伝え、横浜港が日本の発展に大きく貢献してきたことをイベントを通じ伝える。