コンビニエンスストアのスリーエフ(本社=横浜市中区日本大通17)は8月3日、「夏祭りフェア」と題して神奈川ゆかりの地サイダー4商品の発売を開始した。
炭酸系飲料の需要が多くなる7、8月に合わせて、毎年全国各地のご当地サイダーを提供してきた同社が、今年は横浜開港150周年を記念して、昔懐かしい駄菓子と神奈川縁の地サイダーを販売する。
今回発売するのは、幼い頃飲んだ懐かしい味を思い出させる、横浜、湘南、鎌倉の地サイダー4種類。1901年創業の坪井食品(中区若葉町)が終戦時に米軍から払い下げた「ラムネ・サイダー製造機」を譲り受けたのが始まりで誕生した「オリツルサイダー」(178円)は、昭和20年代のラベルを復刻し、当時のレシピを再現した。
そのほか、甘さを抑えた低カロリーで、横浜開港150周年を記念し、ラベルに港町横浜をデザインした「横浜サイダー」(168円)、天然素材のクチナシ色素を使い湘南の海をイメージして仕上げた「湘南サイダー」(168円)、鎌倉ビール醸造会社の新製品となる大井川のミネラル豊富な伏流水(ふくりゅうすい)を使用したリンゴの優しい香りが特徴の「鎌倉サイダー」(198円)が販売される。鎌倉サイダーの販売は関東のみ。
スリーエフ広報室の金子昌司さんは「日本各地で定着してきた地サイダー。今年は横浜開港150周年にちなんで、昭和2年に横浜で生まれたオリツルサイダーから誕生したての鎌倉サイダーまで、神奈川の地サイダーを4種類揃えました。新旧の味をお試し下さい」と話す。