子どもたちだけで「仮想のまち」をつくり社会の仕組みを遊びながら学ぶイベント「ミニヨコハマシティ」が8月7日~9日、大さん橋ホール(横浜市中区海岸通1)で開催される。
「ミニヨコハマシティ」は、大人口出し禁止を原則とし、選挙権のない19歳以下の子どもたちが集まって、就労や政治、都市計画などの社会体験ができるイベント。2007年に初開催され、2008年3月の2回目には3,000人の来場があった。ドイツのミュンヘン市で2年に1度行われる「ミニミュンヘン」がモデルとなっており、国内では同様のイベントが千葉県佐倉市をはじめ全国各地で開催されている。
会場内では、子どもたちが考案し運営する食べ物やフリーマーケットなどのお店、郵便局や銀行、放送局などの施設を設置。来場する子どもたちは街の中を好きに移動して楽しむことができるほか、ジョブセンターを通して仕事に就き、「ミニヨン」という独自の通貨を得て、買い物をすることができる仕組み。
また、8日と9日には横浜市開港記念会館(中区本町1)で「こどものまち世界会議」も同時開催。こどものまち発祥のドイツをはじめ、全国各地でこどものまちを運営している主催者らが集まり、こどもと向き合う大人の役割などについて話し合う。
イベントを主催する「こどものまちEXPO実行委員会」の岩室晶子さんは「ミニヨコは子どもたちが自分たちの発想で自由に遊びながら社会を体験できる、楽しいイベントです。子どもたちがミニヨコを通じて楽しみながら社会を学んでくれたらうれしいです。ぜひ遊びにきてください」と話している。
「ミニヨコハマシティ」の開催時間は、3日間とも10~16時(最終入場15時)、参加費は3日間通し券=1,200円、1日券=500円。入場資格は19歳以下。保護者は「大人ツアー」でのみ入場可(入場料=500円)、事前申し込みは不要。
「こどものまち世界会議」の開催時間は、8日=10時~16時(17時から交流会あり)、9日=10時~18時。参加費は資料代込みで各日2,000円、2日通しで3,000円(8日の交流会は参加費別途)で、事前申し込みが必要。