元町と山手を結ぶ「アメリカ山公園」が一部オープン-駅舎を4階建てに

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 横浜開港150周年記念の関連事業として、2006年度より造成が進められていた元町と山手地区を結ぶ「アメリカ山公園」が8月7日、一部オープンした。

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 同公園は、米軍の施設用地として利用されていたことから「アメリカ山」と名付けられた山手町97番地と、みなとみらい線「元町・中華街駅」の駅舎上部を増築してつなぎ、園地として整備したもの。「立体都市公園制度」を全国で初めて活用し、都市部における緑地とオープンスペースを生かした立体都市公園となっている。

 公園面積はのべ5,520平方メートルで、園地部分が4,630平方メートル、駅舎敷地部分は890平方メートル。2階建てだった元町・中華街駅元町口の駅舎を4階建てに増築し、エスカレーターやエレベーターなどの昇降施設を設置したことで、18メートルの高低差がある元町地区と山手地区のバリアフリー化を実現。

 また、公園にはアメリカに縁の深いバラやハナミズキなどを植栽し、魅力の向上と地域の活性化を図る。

 元町口改札を出て右側に新設された6番出口を利用することで「横浜外国人墓地」や「港の見える丘公園」、「山手本通り」方面へのアクセスが快適になった。3階・4階の駅舎増築部分は、公園利用者へのサービス、観光地として飲食・物販などの便益施設に活用される予定。

 同日10時の、開園を待っていた人たちからは「アクセスが良くなり通学も便利になってうれしい」、「外国人墓地や、港の見える丘公園への観光客が増えて地域がもっとにぎやかになるのでは」などの声が上がった。

 開園時間は、6時~23時。

 「立体都市公園制度」は、2004年6月の「都市公園法」改正により国が創設した制度で、都市公園の区域を立体的に設定するもの。特に市街地など都心部における土地の有効利用を図るため、アメリカ山公園のように建物の屋上に都市公園を設置するケースや、その他人工地盤上に都市公園を設置するケースなどが想定されている。

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